コンパクトに業績や積極性をアピールする
外資系企業はハイアリングマネージャーが日本人ではないことも多いため、英文レジュメ(職務経歴書)も求める会社がほとんどです。
英文レジュメは日本式の書き方とは多少異なりますが、その違いはどこにあるか、気を付けるべきポイントはいくつかあります。
レジュメの用途はキャリアをコンパクトにまとめて、読む人に伝えることです。
日本語の職務経歴書はまさに「職務経歴のリスト」ですが、英文レジュメは「応募するポジションに関係のあるこれまでの成績をアピールするための紹介文」と考えてもいいでしょう。
《以下のポイントに注意しましょう》
- 簡潔に2ページ程度でまとめる(応募する仕事に関係のない情報を入れない)
- 業績および達成事項を、%や金額などの具体的な数字で示す
- センテンスは Action wordsで始める(詳しくは以下にまとめています)
- 学歴や資格などは最後に書く
- 直近の職歴から順に書く
【Action wordsでセンテンスを始める】
英文レジュメのセンテンスは動詞で始めることが多いです。英語の動詞はいくつかの種類がありますが、英語文法を深く掘り下げずに言うと、レジュメで使う動詞は2種類と考えてもいいでしょう。その2種類はPassiveとActiveで、レジュメで使いたいのはActive動詞(Action wordsと呼ばれることが多い)です。
まずはPassiveとActiveの意味を見てみましょう。
Passive: 受動的、消極的、受け身
Active: 能動的、積極的、活発な
分かりやすいですね。Passive動詞は受け身な印象を持つ言葉です。例としては、「helped」「carried out」「assisted」。こういった動詞をレジュメで使うと、消極的な人に見られる可能性があります。
反対に、たくさん使っていきたいActive動詞はしっかりと責任を持って自分の仕事を積極的に行う人に見られます。
例としては、「improved」「led」「created」。
例文を見てみましょう。
Passive: 「Participated in a cost cutting project that resulted in a 10% decrease in costs associated with retail store deliveries over a half year period.」
Active: 「Led the cost cutting project to achieve a 10% decrease in costs associated with retail store deliveries over a half year period.」
違いはお分かり頂けたでしょうか。Activeの方は自らの行動で何かを達成したと伝えていますが、Passiveの方はただプロジェクトの1人で、結果に達成感を特に感じません。
《おすすめ Action words》
魅力的な英文レジュメ作成の為に、以下の Action words を是非ご活用ください。
- established:確立した
- exceeded:勝った、上回った
- accomplished:達成した
- assembled :召集した、組み立てた、
- developed :開発した、進展させた
- executed :遂行した、達成した
- produced:生産した、製造した
- implemented :導入した
- collaborated :共同して働いた、協賛した
- generated :~(利益)をもたらした
- negotiated :交渉した
- advised :忠告した、進言した
- ensured :確実なものにした、保証した